不可分債務
「不可分債務」とは、分けることが物理上、法律上できない債務で、複数人がその債務を負っている債務のことです。例えば、共有物を売却したときの引渡義務は、売主である各持分権者の不可分債務です。
不可分債務は不可分債権と連帯債務の規定が準用されることで、債権者は1人の債務者または全員に、同時にまたは順次、全部又は一部の履行を請求することができます。(民法第430条)その他の効力は以下のとおりです。
- 更改の相対効
- 免除の相対効
- 相対効の原則
- 無効、取消の相対効
不可分債務の債権債務関係は→債権債務関係
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